メリークリスマス。 この一年?いや2011年という年は12ヶ月あった気がしない、そんな年になりました。 なんでも千年に一度の災害に見舞われた年だそうです。 それでは、たかが僕の生活が激変するのも当たり前なのかもしれません。 あの日、電気に、ガスに、水道が止まり、街がシャットダウンしました。 パソコンで時々出会っていた、フリーズが街に起こりました。 情報が止まり、現実を受け入れられず、いや現実をわからず、不安が増幅してさらなる恐怖へと増殖していきました。 あの夜、もうだめか、明日はないのかとも思いました。 そして、翌日。新聞を見て、昨夜ラジオで聞いた耳を疑う出来事がホントのことだと知りました。 そして、原発の話。こんな絶望感は初めての出来事でした。   その後は、毎日映画館に行き、午後は街の復興のボランティアなどして過ごしてました。なにかポッカリ空いた穴のようなものを感じつつ、なにかしなければ・・・と思いました。     あの日の夜、暗闇の中、とっても綺麗な星空を見ました。プラネタリウムでしか見られないと思った星空が、僕らの街にあることを知りました。 そして、我が家も恐怖から逃れたい一心でいろんな話を1本のローソクの下、いろんな話をしましたが、みんなそうだったそうです。 子供が学校に行くようになってから、初めてと言ってもいいくらい、いっぱいこどもと話したなぁと言っていました。   僕らは、明かりのおかげで昼間と遜色ない生活を夜にも行えます。そう、見えない物がないからですね。でも、その明かりのお陰で見えるはずのものが見えなくなっていることに気づきました。 震災は大変な出来事でした。 でも、生き残った我々は、その時気づいたことを未来に伝える義務があると思いました。そこで、311星空プロジェクトを思いつきました。 あの日以降、買い出しや情報を得るための、挨拶をしました。買い物をするとき、並んでいる人といろんなことを話し、情報を得ました。 なので、この企画もずっと口コミで話して賛同者を募りました。 そして、600人を越える人が集まりました。 クリスマスを期にこの企画をネット上でオープンにします。 ご賛同いただける方ご一緒に関わっていただき、一緒に星空を見て目に見えないつながりを体感してみませんか? どうぞ、ご協力ください。   公式HP