広瀬川にボートが並び、今年もボートの季節がやってきたなと緑の岸辺に映える白いボートがまぶしかった。 でも、ここで昔、素敵なお姉さんたちに連れられてボート漕ぎさせられたことを思い出す。お姉さんたちはボート代も、途中で食べるアイスクリームやジュースも払ってくれた。なので、僕の仕事は2つ。1つはモチロン漕ぐべし!なのだ。まるでベルばらの貴族の令嬢にでもなったお姉さん達は、僕という執事、いや馬車の御者に案内させているという風情なのだ。ということで、緑の木々が織りなす木陰を楽しみキャキャと黄色い声を上げるのを楽しく聞いていた。 ガツン、ガガッ。 もうひとつの仕事が、そんな憩いの時間をぶちこわす衝撃と音がした時、発生する。溺死するのが難しいこのエリアは、時々大きな石に乗り上げ座礁するのだ。すると、「ほら、早く」とせかされジーンズをまくりあげ、川に降りなければならないのだ。そして引くか押すかして自己完結(この6月7月に関わった仕事で、大流行のキーワード。なので、僕的には大受けで使ってます)で、なんとかせねばならなかった。ということを思い出して眼を細めていると、タイミング良く座礁するボートを発見。おおお、どうする男性と見ていると・・・・。 陸から貸しボート屋さんが川に走ってきた。そして、エイッっとばかりに船を押し、あっという間に船は自由の見になった。なあるほど、復活に際し、そんなサービスも付加されたのか! あまりのスピードにシャッター切った時にはこの有様。ここでいいところ見せるのも男の証明なのだが・・・・。(言い訳がましい)