あまりにラジオのパーソナリティなんかが、これはいい、今年のベスト1だのといっているのでちょっと期待していたところもあったが、地雷を踏んじまった!ってカンジである  まぁ、ビョーク自体も役柄的に見た目にも美しくないし、人間的にも訳がわかんないという状況で、感情移入出来ないヒロインだったから醒めちゃた。 大体なんだって何も自分のことを話さない移民に安い家賃で家を貸す?医師は目が見えない人をかばって嘘の診断書を書くは、安全確認を怠って機械をパァにしても「目が見えなくても出来る仕事を探しておくよ」って退職させるだけでお咎めなしの工場を責任者なんているかよ???設定があまりにデタラメすぎて何がなんだかわからないまま話が進む。妻が浪費家だという割に、タイミングよく自転車をプレゼントするのは中古車だし、裁判だってあの警官一家の支出の多さを見れば疑問だってわくはずなのに、そんなことまるで無視して彼女を悪い方悪い方に持っていく作りは頂けないな。  しいていえば、機械の音からリズムを感じ始まるダンス・シーンは、85、86年頃のMTV、そうそうジョン・クーガーの作品みたいで懐かしいやらカット割りもよく、見ていて気持ちがよかった。その後の貨物列車のダンス・シーンはおおらかでゆったりとして前者とは対極的な作りでこれまた良かった。詩的なイメージも携えて気持ちもよくなり、その後の展開に期待したが、イライラするお金の取り合いからの銃撃、撃てといわれ撃ったり、その後の殺した人が笑顔で逃げなさいっていってる中で歌う歌と子供に「ママは悪くない」って歌わせるという展開・・・・犯罪者が自らを美化したような話で、もうウンザリ。 あんなになぜか仲良かった人々は裁判費用はびた一文出さないで「あの子に貴方は必要だ」だって!訳のわかんないミュージカルもあんなに下手くそなのに重要な役に当ててたり、そうかと思えばダブル・キャストを用意したりと舞台監督の感覚も理解できない。  一体どこに気持ちを置いて見るべきかがなかなか見つけられずにいたが、悪ふざけの裁判シーンのダンスでやっと理解できた。 なぁーんだ、インド映画をパクッたんだこの映画!ストーリーや人物設定なんか関係ない!インド映画だと思えば、なんの問題もない。貧困も不治の病も踊れば全て癒される。深く考えちゃいけない話だったのね。そう思ったら妙に可笑しくなってきた。 魂の叫びとかで、処刑台に向かうまでダンスしたり、処刑台で絶叫したりとそれまでの死のうとしてた決心とまるで裏腹の態度でなんのことやら。そして、あのラストかい??グロだよね。  黒い画面のまましばらく音楽を聴かせ、目の見えない主人公の感覚をりかいしてもらおうというオープニング。オォッ!と思う新しい手法だった。これは、マル!しかし、その後はドキュメント風にしたいらしいが、無駄なカメラ・パン(左右に振る)やズームイン、被写体を大いにはずしたNGカットをそのまま流用も気に入らない。だからダンス・シーンだけがカメラを固定してあるので安心して見られるという皮肉な結果(¨;)。隣で見ていた女の子(全然知らない子です!)は、殺人シーンもお構いなしでガツガツポップコーンを食べてたけど、最後は泣いてんだものね。この子の感覚も映画同様わかんない・・・・・何とも不思議な映画でした。

4.0